第12回全国事例発表会 中国地区予選大会 in 福山
第12回全国事例発表会の中国地区予選大会が
2017年12月2日 (土)曜日、広島県福山市にて
開催されました。
㈱創心會からは2組が代表して出場し、
創心会リハビリ倶楽部 新涯から樋口・池本ペア、
創心会リハビリ倶楽部 茶屋町から清水・佐藤ペアが
素晴らしい発表で共に優秀賞を受賞しました!
樋口・池本ペアは「終末期のご利用者様、ご家族様に
私たちができること」と題し、二人のご利用者様の
死に直面して感じた経験から、ご本人様の想いや人生、
ご家族様の想いを知ろうとすること。
そして、一期一会の精神で寄り添いながら、
多職種間で的確な意思疎通を行い、ご利用者様が
最後まで住み慣れた地域で、安心して自分らしく生活を
していただけること――。
専門職として関わらせていただく自分達の対応が
どのように影響するのかを日々考えながら、
「今、この時」を大切にすることの重要性について
熱意のこもった発表で、繰り返し伝えてくれました。
また、清水・佐藤ペアは「コミュニケーションに特化した
グループ訓練のあり方 ~もう一度おしゃべりを楽しみたい~」
と題し、言語障害をお持ちのご利用者様に対して、
どのような状況がコミュニケーションの妨げになっているのか
具体的な例を挙げ、グループ訓練においてご利用者様の変化の
過程を感じることができる発表でした。
言語聴覚士である清水さんが、ご利用者様お一人おひとりの反応を
みながら訓練を行った結果、人間関係の広がりや深まりが生まれ、
グループ訓練が、笑いあいのある「仲間作りの場」へと
繋がった事例でした。
清水さんは、このグループ訓練の内容を言語聴覚士がいる
場面だけに制限されることなく、いろいろな機会に取り組んで
いただけるものにしたい、との思いで、言語障害に悩む方々への
訓練の場を拡大しようと日々の業務に取り組んでくれています。
2組の事例発表の内容は創心會社外報1月号・2月号にて、
詳しく紹介させていただく予定です。
さらに、この日は予選大会での素晴らしい事例発表に加え
(一社)全国介護事業者協議会の中国地区研修会として、
来る平成30年度介護報酬改定について馬袋特別理事による
講演、大変有意義な時間となりました。