生活力デザイナー制度

障がいを持っていても活発に旅行に出かけたり、友人との会話を楽しまれている方に出会うことがあります。中には身体の半分が麻痺していてもスキューバーダイビングを楽しまれる方もおられます。そのような方は、身体が一見不利と思われる状態でも工夫をすることで、生活を楽しまれています。そのような姿を見ると誰もが勇気付けられます。
社内資格である生活カデザイナー制度ではこのように利用者様が新たな生活する力を獲得し、その方が主役になれるステージづくりを支援することのできるスタッフの育成を目指しています。そのために生活力デザイナーを目指すスタッフは、リハビリテーション理論や運動療法、利用者様と一緒に生活目標を計画・立案する手法や専門知識を勉強します。

生活力デザイナーの現場

退院されてから必要なこと。それは自宅での生活を継続するということです。利用者様と一緒に設定した目標を達成するため、リハビリメニューの提供やアドバイスを行います。

サポート体制

資格取得後も定期的にデザイナー全体で研修会にて、スキルアップや先輩スタッフが振り返りをする時間を持っています。仕事をする上での不安や悩みをしっかりとサポートできる体制が整っています。

取得者からの声

生活力デザイナー2級を取得されて利用者様との関わりにどのような変化がありましたか?
大きな変化としては、日常生活動作や歩行の分析を勉強してきた中で、以前より自信を持ってメニューを提案できるようになったことでしょうか。歩行の姿勢や生活の動作が意識できるようになったため、「歩いてみましょうか?」「座ってするよりも立って足のストレッチをするほうが効果は大きいですよ。」と、思い切った声掛けができるようになりました。以前は不安に感じながら行っていた事も、評価やリスク管理なども習得し、他スタッフと協働する中で自信を持って決断することができるようになってきています。
2級取得者 三好 津美江

パートナー制度

パートナー制度とは・・・

近年、医療福祉の人材を育成する学校・職業訓練校の数は増え続けました。ところが、最近の医療福祉業界の悪いイメージなどが先行し、学生が集まらず定員割れを起こすなど、若者の医療福祉離れが進んでいると聞き及んでいます。更に、就職に至っても、人材難を背景にした労働環境の悪化により、高い離職率という業界全体の課題もあります。
創心會では、このような社会全体の課題解決に向け「いかにスタッフをサポートし、定着率を高められるか」ということに真剣に取り組んでいます。そのひとつがパートナー制度です。
初めての就職では、わからないことや不安なことがたくさんあります。そんな新人スタッフをサポートして安心して働くことができるように、さらにやりがいにつなげることができるように…1人の新人スタッフに1人の先輩がパートナーとしてつき、仕事のこと、プライベートなこと、些細なこと、何でも相談にのって一緒に解決し、先輩と共に育つ“共育”システム、それがパートナー制度です。

悩んだり、ぶつかった時…パートナーがいる!パートナー制度による「共育」

山田祥子さん × 中山倫子さん

陵南センターが大好き!パートナーと歓働!

創心會には新人スタッフに先輩パートナーがつき、社会人として、創心會人として仕事面・精神面のフォローを行い、共に育つ環境で人材育成を行う教育制度「パートナー制度」があります。今回は創心会リハビリ倶楽部陵南の新卒入社者の山田祥子さんと、そのパートナーの中山倫子さんにお話を伺いました。
日々のやりがいや喜びが語りきれないほどたくさんあり、笑顔いっぱいに「陵南センターが大好きです!」という山田さん。嬉しいとき、つらいとき、1日1日良いことも悪いこともたくさんありますが、陵南センターの先輩方や同期のみんな、利用者様と良い関係性が築けていて、毎朝、目が覚めるたびに「陵南センターの一員でよかった!」と歓動環境に対する喜びをかみしめているそうです。陵南センターには新卒入社者が3名配属されましたが、お互いの個性を活かしながらみんなで協力することで、1人の力では解決できない事も解決できています。

共に育つ。目標を共有し高めあえる仲間と共に

「仲間でもあり、ライバルでもある同期と切磋琢磨しながら、陵南センターの先輩方全員から学んでいます。」と話す山田さん。元々内気なところがある山田さんですが、サービス中は意識的に、利用者様と積極的なコミュニケーションを取るよう心がけているそうです。
 パートナーの中山さんは、その様子に目を細め、「私たちも山田さんからいい刺激をいただいていて、学ぶこともあります。パートナーとして関わることが、自分を見直すきっかけにもなりました。」と、パートナー制度を通じて共に成長できていることを実感されているようでした。

二人のパートナーとしての関わり

・業務終了後、わからないことを中山さんに納得できるまで確認。・デイリーノート(こころNOTE)をつけています。point1.口頭では聞きにくい質問はここで解消。中山さんが自分で答えられないことは、他のスタッフに確認して回答します。

・仕事内容だけでなく、精神的なフォローもします。point2.中山さんは、忙しくて聞きにくいということがないように、聞きやすい雰囲気づくりを行っています。

創心會ROOKIESのバイブル“こころNote” ここに初めて仕事をするみんなへのアドバイスがつまっています。

あっぱれ制度

「あっぱれ制度」は、スタッフが主体的に『歓働環境』を創造する仕組みとして平成24年度より導入されました。
『歓働環境』とは、スタッフが働き甲斐を感じ、力を発揮できる環境を意味しています。この制度は、現場スタッフの声をくみ取り、また良い取り組みを評価していくために設立しました。
「あっぱれ」な行動(例えば、他者への感謝や業務改善の提案など)をしたスタッフは、社内通貨「あっぱれ紙幣」がもらえます。貯まった通貨は、年に2回開催する「あっぱれ還元祭」でスタッフに還元。獲得した紙幣に応じて景品(純金のカード、家電など)がもらえ、スタッフのやる気につながっています。「あっぱれ制度」の導入により、感受性を高めながら、創心會が目指す「本物ケア」を実現。スタッフの成長が、会社としての成長につながっています。

~「あっぱれ制度」③つの柱~

①あっぱれカード

※カードを渡した人
(感謝に気付けたスタッフ)が
高く評価されます
他のスタッフに感謝を伝えたり、良い取り組みを全社で共有するためのもの。カードには他スタッフに嬉しい行為を受けたときは「Thanks!」、業務内での素晴らしい取り組みや、尊敬に値する行動に対して「Good Job!」、想像を超える感動的なサービスを提供した時には「Magic!」に印を付けてメッセージを添えて、伝えたい相手にカードを渡します。
②提案シート・改善報告 「こんなことをやってみたい」「もっとこうした方が良い」を思ったことを本社に持って行くと、「あっぱれ紙幣」がもらえます。提案内容は実行委員会で審査され、実行可能と判断されれば進めます。実行後、改善報告シートに結果・効果を記入し、再び本社に提出。審査結果に応じて「あっぱれ紙幣」がもらえます。
③アクティビティ ボランティア、クラブ活動、委員会、勉強会など、会社や業務に関する活動を実施する際に、アクティビティ申請シートを提出します。活動内容に応じて「あっぱれ紙幣」がもらえます。