居宅介護支援事業所は、介護保険で受けられる介護サービスなどを紹介し、費用の計算や請求などを利用者様の代わりに行う事業所です。介護支援専門員(ケアマネージャー)がおり、利用者様からの依頼を受けて、心身の状況・環境・要介護者や家族の希望などを考慮して介護支援計画(ケアプラン)を作成し、介護に関する専門的な相談に対応させていただいております。
私達は、「エビデンス≦コンセンサス」をモットーとしています。私達専門職には、エビデンス(根拠)も大切ですが、それ以上にコンセンサス(合意)の過程が重要だと考えます。大切なのは、“その気“になって頂くこと。誰しも、自分が納得のいかないことに、全力で取り組むことなどできないものですから。
私達ケアマネジャーの仕事は、3つ。
まず、きちんと話を聴くこと。実現の可能性を示すこと。そして、きちんと説明することです。
そうやって話をしていく中で、生活主体者としての自発性が引き出されていく。ケアマネジャーは、利用者様の伴走者として、常にこころに寄り添うことをモットーとします。
創心会の居宅部門は、東は瀬戸内市、西は福山市まで9事業所で広域に展開しています。介護支援専門員全体では、8割以上が女性といわれますが、創心会では約半数が男性ケアマネジャー。総勢20名のケアマネジャーが、互いにしのぎを削る環境です。
利用者様の構成比にも、特徴があります。利用者様も男性比率が半数を超えており、こうした居宅介護支援事業所は、かなり珍しいといえます。また、若年層(40歳~65歳未満)の利用者様が100人以上おられるという事も大きな特徴と言えます。
要介護度の原因疾患として、もっとも多い脳血管障害は、統計を取ると要介護者全体の23%程度と言われますが、我々の居宅では、脳血管障害の比率が50%を超えます。これはつまり、「若い世代の男性要介護者」から我々が選ばれている、というひとつの特徴と言えるでしょう。
我々は、10年以上前から、回復期(医療)から、在宅(介護)の連携をいかに円滑に、スムーズに繋ぐかがケアマネジャーの使命であると考え、取り組んで参りました。医療機関から在宅へのソフトランディングは、まさに我々ケアマネジャーの腕の見せ所といえます。
一人でも多くの方々が、愛する家族の待つご自宅へ帰れるように。
できることには限界があるのも確かです。しかし、それでも私達は、誰もが望む「家での暮らし」を支えられるように、真摯に業務に取り組むことをお約束します。