社内研修「2015年介護報酬改定の見通しとリハビリテーション事業の経営戦略」
「社会保障 初の31兆円台」「介護報酬2.27%減決定」
これらは、昨日の朝刊一面の見出しです。
読まれた方も多いのではないでしょうか?
介護報酬は原則3年に1度見直しが行われます。2015年は改定年。
マイナス改定は、2.4%減となった2006年からの9年ぶりです。
時代ごとに変化する市場のニーズに応え、
地域の方々が安全・安心・健康に生活し続けられるよう
「介護」「福祉」サービスを通じて支援するのが私たちの役割。
そのため、日々の利用者様との関わりの中でニーズを導き出す事はもちろん、
こうした法改定から市場の移り変わりを読み解く事もおろそかにはできません。
11日日曜日に行われた社内研修では、
「2015年介護報酬改定の見通しとリハビリテーション事業の経営戦略」と題し、
福井県にある「ほっとリハビリシステムズ」代表取締役 松井一人氏によるセミナーが催されました。
訪問のリハビリスタッフを中心に、年齢・経験値・部門を問わず多くの社員が集まりました。
関心の高さが伺えますね!
自分が幸せでないと周りを幸せにできない。
だから、たとえ今のコンディションが20%であっても、常に絶好調だと思う事が大切だと話される松井先生。
軽いジョークを交えながらのトークは受講者の心をグッと引き寄せ、セミナーは小気味よく進行していきました。
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年。
世界でも例をみない”超”高齢化社会となり、このままでは大変なことになる!
…とはいえ、いったい何が大変なのか?
その答えを具体的にデータで示すため、
年齢階級別人口の推移、受療率、介護サービス受給率、主要死因別死亡率などを用いながら、
セグメンテーションを行い、どういった方が増え、その方たちの抱える課題は何か、といった話からはじまり、
その後は、病院との理想的な連携について、リハビリテーションマネジメント、
通所介護予防事業の新しい形、地域包括ケアシステムについて…などなど
充実の内容で、4時間のセミナーはあっという間に終わりの時間を迎えました。
余談にはなりますが、これだけの内容をもっても受講料は無料!
「今おかれている環境を当たり前と思わず感謝すること」という松井先生の言葉が、
身に染みて実感できた一日となりました。
本社 支援本部広報
板敷 久美子
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